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ファイアーエムブレム異伝
狂神の娘 余話2幕「女達の戦場、或いは青年の女難の日」 「おっ、どうしたん・・・」とシャナンが此方に寄ってきてその気配を感じるが・・・もう遅い 「あ!遅いわよ!いつまで待たせるつもりなの!速く行きましょ!!」と私はテーブルから立ちシャナンの腕をふんだくり・・・ 「あ・・・リノク」とすがるようなセリスに (ごめんなさい!ほんっーとにごめんなさい)と目で伝えて、シャナンと戦場から去った。 通路 「リノク・・・何があった?」 「・・・聞きたい?」 「え?」 「本当に聞きたいの?」 「ああ」 「・・・分かったわ・・・・事の始まりは・・・私とファバルが昨日の続きをした後の話よ」 確か自分の部屋で直す物を直して、削れたしんけーを癒してた時なんだけど 「あっ、リノクさん・・・今杖直せます?」ってラナが尋ねてきたの・・・え?杖は直したかって?すぐ終わったわよ。 その後よ・・・あの恐怖の時間の幕開けとなったのは・・・ 「もう、そろそろお茶の時間ですね・・・どうです?リノクさんも?」って言ったから別に断る理由もないし、 「あ、それじゃ、お言葉に甘えて・・・」って、良さそうな葉を持って庭に行った訳よ・・・ 「ふむ、大方は理解できた。だったら何故あんな状態になっているんだ?」 「ああ、それも聞きたいの?」 「・・・ああ」 「・・・わかったわ」 最初のうちは割とほのぼのとお茶飲んでいたのよ・・・ 「あ、このお茶、良い香りですわね」 「ん?分かる?」 「ええ、とても落ち着ける」とまぁ優雅なティータイムをラナと過ごしていたのよ・・・それからよ・・・ 「リノクさん、貴方は人を好きになったことがありますか?」 「ん、有るわるよ、セリスとかシャナンとかフィンとかラクチェとか・・・解放軍の人全員」 「ええと、そういう意味じゃなくて・・・」 「異性として?」 「はい・・・」 「どうかしらね・・・多分した事はないと思う・・・もしあったとしても半端な恋だったと思う」 「どうして?」 「私が記憶を無くしているって事は覚えてるよね?・・・もしあったとしたら微かにでも覚えているはずよ」 「・・・」 「そんな暗い話は無しにして・・・好きな人がいるんだ」 「はい・・・」 「セリス?」 「え、ええええっ!分かります?」 「・・・あれで隠してたの?」 「あはは・・・」 「ふーん・・・私見入るけど、彼結構格好いいもんね・・・まぁそれだけじゃないと思うけど」 「・・・あの人はとても優しくて、強い人です。あのお方が居るから今の私が居るんです」 「あー、はい、はい、ノロケは結構、んで告白したの?」 「・・・いいえ」 「だったらした方が良いんじゃないの?」 「え?何を?」 「告白よ、やっぱりさどんなに強い想いでも伝わらないと意味はないもの」 「・・・怖いんです」 「怖い?」 「はい・・・もし告白してそれを拒絶されてしまったらと考えると・・・」 「そうなんだ。私は恐怖って物を感じたことがないから大したことは言えないと思うけど」 「羨ましいですね、何も恐れないなんて」 「そうかな?私はラナ達が羨ましいけどな」 「どうしてです?」 「恐怖とかってさ、『何か』を失うのが『怖い』からそれを覚えるんでしょ?」 「ええ」 「私にはその『何か』がないのよ、家族だって、大切な物だって・・・」 「・・・!ご免なさい!!私!!」 「ふふ、いいのよ、でも解放軍のみんなを『亡くし』たくはないのは事実よ、私だってみんなが誰かに『殺される』のは嫌だと思うわ」 「リノクさん」 「あら・・・リノクさんにラナ」 「あ・・・イシュタル王女」 「こんにちわ、ラナ、名前呼びにしてくれるかしら?そっちの方が呼びやすいでしょ?」 「そうで・・そうね、どうしたの?」 「休み時間貰ったんだけど・・・暇でね」 「そうなんだ。じゃ一緒にお茶しない?」 「あ、いいわねご相伴に預かろうからしら」 「ふふ、どうぞ」 「有り難う、・・・あっこれ、美味しいお茶ね」 「ふふ、ありがと」 「と言うことは・・・」 「ぴんぽーん私が見つけてきた奴よ」 「そう言えば何の話してたの?」 「「え?」」 「聞きたい?」 「ええとても気になるわ」 「ふふふ、艶事のお・は・な・し♪どうしたら彼を悦ばす事が出来るかとか・・・」 ぶっ 「なななななな、なんでそんな話しているんですか!!」 「冗談よ」 「ほっ・・・でどんな話だったんです?」 「えー聞くのぉー?」 「・・・何の話をしてたんですか?」 「あのね、トールハンマー開きながら聞くのは反則よ・・・恋愛や感情の話よ」 「もしかして、リノクさんの想い人は誰だとか?」 「ふふ、誰でしょう?」 「うーん・・・リーフ王子はナンナさんがいるから論外としてファバル?」 「んー違うわ、あれは悪友ぐらい」 「そう・・・だったら意外なところ突いてオイフェさんとか?」 「えー私オジン趣味ないんだけど、つーか髭駄目」 「・・・其処まで言わなくても」 「でも年下の恋人は作るつもりないけどね」 「そうなんだ・・・んじゃ手堅いところでフィンさんとか?」 「・・・うーん微妙な所突いてきましたなイシュタルさん」 「へーもしかして脈あり?」 「・・・疑問系かしら?」 「そうなんだ・・・シャナン王子は?」 「ん、アレは異性と言うより相棒っぽい」 「って相棒ですか?」 「ほら、私って・・・イシュタルは私の戦闘スタイル知らないんだっけ?」 「ええ」 「ソードファイター系列の戦闘スタイルなのよ、んで解放軍の中では背中安心して預けられるのは・・・」 「シャナン王子?」 「ぴんぽーんそゆこと」 「まて・・・何で私の話が出てくる?」 「ん、成り行き、んで続けるの?」 「あ、ああ」 そこで3人揃ってお茶してたんだけど・・・ 「何しているの?」 「あ、セリス皇子、まぁいろいろと乙女のお話をね・・・」 「???」 「えええ、とセリス様こそどうしたんですか?」 「ああ、オイフェが『休むのも仕事です!!』って言われてね」 「何してたの?」 「ええと、秘密」 「そう・・・大方書類整理でしょ?」 「まぁ・・・そんなところ」 「お疲れさま、お茶いる?」 「いいの?」 「お茶飲んで話しながら仲間とのコミニュケーションを取るのも仕事の内よ」 「ふふ、そうだねそれじゃいたただこうかな」 「ええどうぞ」 「ありがとう」 「次はコノートか・・・」 「あまり気が進まない?」 「うん・・・イシュタルの話だととても思慮深く、誇り高い人だと思うそれほどの人物ならば解放軍に・・・」 「確かにね・・・それが出来ればいいと思うけど、その人にも己の命を賭しても護りたい物があったんじゃないの?」 「どんな?」 「そうね・・・セリスは何で戦っているの?」 「僕は・・・誰も傷つけたくないから、こうしないとそれが出来なかったから」 「それと同じよ・・・そのブルームって人も譲れないものがあるのよきっと・・・」 「そうだね・・・」 「ところでイシュタルは解放軍に慣れた?」 「ええ、お陰様でイシュトー達も良くしてくれますし」 「よかった・・・」 「あ、セリス様・・・」 「どうしたんだい?ユリア」 「え・・・お菓子焼いたからどうかな・・・と思って」 「みんなと一緒に食べよう、リノクもお茶を用意してるし」 「そうですね・・・そうしましょう」 「って感じでほのぼのとお茶会が進んでいたのよ」 「ほぅほぅ、でなんであんな状態になったんだ?」 「ええと・・・それは」 「そういえばさ・・・セリス皇子って好きな人いるの?」 「え?・・・それは」 「いるんだーんで誰なの?」 「え、ええと」 「そっとお姉さんに教えてみ」 「私も聞きたいですねセリス様」 「私も聞きたいですね」 「だれが・・・好きなんですか?セリス様」 「貴方達の誰かよ、断言してもいいわ」 「「「本当ですか!!」」」 「う、うん」 「誰が好きなんですか?」 「私ですよね?」 「いいえ!幼なじみの私ですよね!!」 「私じゃないんですか?」 (み、みんな素敵に壊れてない?) 「・・・あははは」怖い・・・怖いよー 「・・・(ニッコリ)」 「ふふふ・・・」 「・・・・じー」 「あのね・・・みんな」 「「「セリス様は黙ってください!!」」」 「は、はひ」 「セリス様・・・もう一度お聞きします。あなたは誰が好きなのですか?」 「え、えーとみんなじゃ・・・駄目?」 「「「駄目です!!」」」 「あははは・・・・」 「で、シャナンが来て私はエスケープって所」 「・・・成る程つまり元凶はお前なんだな?」ぎく 「バレた?」 「バレバレだ」 ゴス 「いったーいシャナンがぶったー」むっ・・・マジでいたかったわよ 「当然だ」 「乙女の頭を思いっきり殴るなんてさいてー、それでも一国の王子なのー?」 「うるさい、もう一発行こうか?」 「ぶーぶー、大人げないぞ20才後半」 「前半だ!!」 「ぎりぎりでしょ?」 ぐさ 「うっ!」 「私をおちょくるなんて10年早いわよ」 むか 「ほう、言ってくれるな?ならばこれに言わせても良いんだぞ?」ほー、これまで全敗の人が言うセリフ? 「バルムンク使うの?大人げないわよーでも負けたら・・・ぷぷぷっ」 ぷち! 「バルムンクの錆にしてくれる!!」 「へーやるの?これまで全敗の人が?」 むかむか 「白星を取る!!」 「『初』が抜けてるわよ♪シャナンお・う・じ♪」 ブォン!! 「むうっ!危ないじゃないの!!大振りなんて!!」 「聞く耳もたん!!流星剣!!」あーもう本当に大人げないな ヒュン 「おっと!」 ヒュン 「スカね」 ヒュン 「はずれー」 ヒュン 「あまあまー」 ヒュン 「ぬるいー」 「うぬぬぬ」 「んじゃ、お返しね♪スタン・ライトニング!!」 ババババババ 「し、痺れる!」 「うん、なかなかいい感じね今度の新魔法は」 「そ、そんな魔法み、味方に撃つな!!」 「大丈夫、大丈夫死にはしないから♪」 「うぬぬ」 「ん?降参しないの?」 「誰が!!」 「あっそう、その代わりその痺れ取れないわよ?」 「何!」 「当然じゃないの?対象を拘束するのよ?ほら降参は?」 「くっ!降参だ!!」 「よろしい♪はい」 「ふぅ・・・」 「シャナン様ーご飯ですよ」あ、ラクチェだ 「そうか・・・行こうかリノク」 「ええ」 「何かしてたんですか?所々焦げてるんですけど?」 「遊びだ」 「???」 「違うでしょ?「私『が』シャナンで遊んでいた」でしょ?」 「??何してたの?」 「秘密」 今日のレンスター城は平和でした。 そのご んで彼女らはどうなったかというと・・・ 「あはははは」 「うふふふふ」 「じーーー」 「みんなーご飯だよー!」 ぐぅぅぅ 「・・・休戦にしません?」 「確かにそうですわねイシュタル・・・ユリアは?」 「ええ・・・そうしましょう」 「あれ?何していたの?」 「・・・色々とね」 「ええ、色々と」 「所でラクチェ今日のご飯は?」 「ええと来たら分かりますよ」 「ふふ、そうだね」 続く 後書き 作者「・・・やっとでけた」 リノク「あのねぇあんた、どうして其処まで遅いの?」 作者「まぁ諸般の都合上」 リノク「どうせ某荒野と口笛のRPG三作目やってたんでしょ?それと他のゲームのSSも」 作者「ぎく・・・否定はしない」 リノク「そうよねー某萌えゲーのSS完結させちゃたしねー」 作者「ぐさ、あー痛い痛い」 リノク「んで次のどうなんの?」 作者「八章の残りを締める」 リノク「と言うことは某シレジアの勇者が登場?」 作者「ああ、フォルセティ装備済みでね」 リノク「成る程・・と言うことは」 作者「そう言うことだ・・・次回『トラキアの龍騎士』お楽しみに」 シャナン「泣いてもいいと思うぞ・・・悲しい時には立ち直れなくなるからな」 |