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ダークインパクト
第三章 感情 「エノン・・・すまない。」 殺してしまったエノンを埋葬し、謝罪するセチ。 マンフロイに言われた言葉、エノンはセチの感情全てだったのかもしれない。 「エノンを消せ、お前の感情を目覚めさせるからな。」 その言葉通り、セチはエノンを消してしまった。 使命のため、自分を創った父のために、彼女の命を消してしまった。 ただ、一人で自分を人形じゃなくてセチという少女と見てくれた エノンを自分の手で・・・・・・・・・・・・。 「エノン、大切にする。あなたの生気をね。」 セチは解放軍がいるレンスター王宮に向かった。 セチが見たのは解放軍のセリス、その隣には目的、ユリア。 「見つけた・・・ターゲット。」 セチはセリスに近付いた。 「きゃっ!」 「うわっ!?」 見事に二人はぶつかった。 「セリス様!大丈夫ですか?」 「いや、僕は大丈夫、あっちの彼女は?」 「あ・・・大丈夫です。すみません。」 セチは偽りの謝罪をする。 そう、偽りの演技を。 「ごめん、大丈夫かい?」 「あ、セリス様ですね?」 「あ・・・うん、そうだけど、なにか?」 「私、この戦いに傷つく人達を見てられなくて・・・・。 杖が多少、使えるんです。お願いします。解放軍に入りたいんです」 セチはセリスに偽りの言葉を言う。 「大歓迎だよ、お名前は?」 「セチ、セチと申します。」 「セチか、うんじゃあセチ、よろしく。」 セチは目標のユリアに近付く。 「よろしくお願いいたします。」 「はい、セチさん。ユリアと申します。」 「うんじゃあ、ユリア。セチに案内、任せて良いかな?」 「はい、セリス様。」 セリスに向かって小さく微笑みを出すユリア。 記憶を失っている?無理も無い。幼い子供には衝撃が強すぎる。 「セチさん、こちらがラナさん、スカサハさん、ラクチェさんです。」 「みなさん、よろしくお願いします。セチと申します。」 「セチさん!杖が使えるのね!助かるわ。」 オレンジ色の髪の僧侶、ラナ。セリスに思いを寄せるか。 「よろしく、俺はスカサハ。妹の治療で大変になるとおもうけどな。」 イザ−クの剣士、スカサハ。 「スカサハの言う事なんて気にしなくて良いよ。あたしはラクチェ、よろしくね!」 スカサハの妹で同じく剣士。シャナン王子に片思い? 一日で解放軍の人々に出会った。 戦乱で離れ離れになった兄妹や親子など、多かった。 私は、ここで感情を埋めこまないでいけるだろうか? 不安が頭をよぎる。怖い。 すぐに部屋を用意された目標のユリアやさっき、あったラナ達と、 同室の部屋。 エノンの生気で偽の感情で主面を隠している。 大丈夫だと思うが・・・・・。 |