ダークインパクト

第二章 別れ


「セチ様?あれ、何処へ行ったんだろう?」
私の名前はエノン、暗黒教団の神官で人形、セチ様の世話役。
部屋の中央のテーブルに置き手紙があった。
「エノンへ、
すこし、城下街にいってくる。
すぐ、戻るので心配はするな。」
と、書いてあった。
「ふ〜ん・・・城下街にいったんだ〜。」
闇の人形、ダークインパクト。
生気を吸い取る力を持ち、その力には逃げられない・・・。
ユリウス様やマンフロイ様はその力でユリア皇女を殺そうとしている。
光の皇女を・・・。
情報によると、解放軍はすでにレンスターの王子 リーフや ノディオンの獅子王 エルトシャンの息子 アレスを仲間にしている。
光の勢力が大きくなっている。急がなければならない。
「・・・むかえにいかなくっちゃ!」
エノンは外に出て、セチを探す。
しかし、セチは見つからない。
「よぉ、姉ちゃん。かわい〜ね。」
「俺らと遊ばない?」
がらの悪い男達に道を阻まれた。
最悪な事に魔道書は部屋においてきてしまった。
「・・・どいてください。人を探しているんです。」
「いいじゃん、俺達も探すけど、遊んでからなっ!」
「痛い!はなして!」
男の一人がエノンの腕を掴んできた。
「おい!連れていくぞ!」
「いや!離して!」
更に腕を掴んでいた力が強くなってきた。
その時・・・。
「ぐああああああっ!」
「!?」
エノンの腕を掴んでいた男がいきなり倒れた。
その顔にはもう、生気はなかった。
「なんだ!?」
男の後ろにはセチ、彼女がいた。
「セチ様!」
「このガキ!何しやがった!」
「・・・・闇に落ちろ。」
セチがその言葉を言った瞬間、なにかが男達を包んだ。
「ぎゃああああああああああああああああっ!」
「・・・セチ様・・・?」
男達が倒れた、そして砂のように消えた。
死んだ?
セチの力で・・・死んだ?
「大丈夫か?エノン」
「あ、はい。」
セチは地面に膝をついているエノンに手を差し伸べた。
エノンは立ち上がった。
「帰ろう・・・疲れた。」
「セチ様・・・?」
セチはエノンにもたれた。
力を使いすぎたのだろう。
一気に5人の生気を吸ったのだから。
部屋に戻ったら、そこにはマンフロイ様がいた。
「マンフロイ様・・・何かご用で?」
「殺したな?娘が。」
セチが男達を殺した事をマンフロイは見ていたようだ。
「はい、それが?」
「明日,力が戻り次第、娘を連れて解放軍へ向かえ。」
「かしこまりました。」
セチをベットに寝かせ、自分も眠りに付く事に・・・。
翌朝、エノンの部屋。
「セチ様、起きてください。」
「う・・うん?」
朝、すぐにセチを起こして、旅の準備をする。
「よしっ!これで出発しましょう。」
「ええ・・・・・」
ワープの杖でレンスター地方まで、転身。
「つきました。さぁ、いきましょう・・・」
「エノン。」
「え?」
その時、頭痛が起きた。
「きゃああああああああああああ!?」
「エノン、さようなら。」
もしかして、セチの能力!?
「あ・・・セチ様・・・」
どんどん視界が狭くなってくる。
私は死ぬのか?セチに殺されたのか?
セチ様・・・・・・。
「さようなら・・・エノン。」


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