バカ殿のあとがき これを読んでくれているあなたへ…。
この物語に最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。いつの間にか、このサイトのメインに成り上がった作品「バカ殿セリス様・華麗なる日々」、 無事に完結を迎えることができました。 一風変わったセリス様の物語、
いかがだったでしょうか。セリス様、そして「あなた」のおかげで、わたしは強くなりました。
本当に、ありがとうございます。FEがこれだけ支持され、多数の同人誌やWebページが出ている背景には、 「キャラクターへの思い入れ」という要素があると思います。 私たちファンの一人一人が、微妙に違う思い入れをもって、新しい世界を描いている…、 それが、発売後いくら経っても、ぼくたちを魅きつけてやまない魅力の源でしょう。 「セリス」の数だけ、「ユリア」があります。 私達一人一人の心の中に、それぞれのセリスとユリアが存在するのです。 「ぼくのユリア」を、できる限りの力をこめて書くことが、この小説の意図でした。 それは結果的に、「ユリアを思うぼく」を描く作業でもあったようです。 暴走ラブラブギャグと、シリアスの間でテーマが揺れ動き、 少し中途半端になってしまった感じがするのが反省点です。 もともとは、ひたすら「ら〜ぶらぶ」な、私とユリアの愛の暴走を描く構想だったのです。 本作の第5章(デートの話)のようなノリが、ずっと続くのかな、と。 このタイトルも、それを想定して名づけました。ところが、 実際に書いてみると、私自身はバカになっても、ユリアがなかなか暴走しないんです。 どうも、私のユリアへの思い入れが、バカっぽいユリアを許さなかったみたいです。 それで、途中から路線を変更して、ユリアは基本的にシリアスに書くことにしました。 でも、そのままだと、バカ一色の私との釣り合いが取れません。 そこで、ユリアと過ごすうちに、私も成長する…という物語にしました。 実際の私…くうねるは、実際にはそれほど強くなれないかもしれません。 でも、あのように強くなっていきたい…という願いは、こもっています。 私の胸の中にユリアがいれば、きっと、少しでも強くなれる…と、思います。 そんなわけで、途中からは、「バカ殿セリス様」というタイトルに似つかわしくないと 思われた方もいるかもしれません。 でも、全体を通してみると、やはり、私には、「バカ殿」の称号がふさわしいと思います。 「トラキア776」の、軍師アウグストの言葉に、 「戦争とは、私憤でするものではない、大義のためにするものだ」という 主旨のものがあったと思います。ぼくは、私憤ならぬ私情、 ユリアへの想いによって、戦争をしました。だから、バカ殿です。 端的に言えば、「ユリアバカ」というところですね。 この小説の挿し絵となるイラスト、欲しいですね。 植木鉢さんに挿し絵を頂いた時には、感激しました。 この話、ビジュアル化したい場面が多いんですよ。まだまだ、欲しいです。 お礼は、感謝の心ぐらいしか差し上げられませんが(…ダメですね)、 描いて贈ってくださったら、感謝にむせび泣きます。 細かい内容について、話したいことはたくさんあるのですが、どうでもいい話が多いですし、 あとがきがあまり長くなっても後味が濁ってしまいますし、とりあえずこのへんで。 もっと細かい話を聞きたいという方は、 どうぞ次の「バカ殿のうらばなし」にお進みください。 ただし、物語の内容にも触れていますので、まだ最後まで読んでいないという方は、 そちらは読まないようにお願いしますね。
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