|
うたかたの宴・あとがき
こんにちは。今回は、花見という趣向でせまってみました。 一風変わった和風ユグドラル世界、いかがでしたか? この話は、どの時代のどの場所が舞台なのでしょうか? これまでの私の作品では、どれも細かく場所や時間を設定してきました。 ですが、今回だけは、いつどこなのかを明示していません。 …それが、ひとつのポイントです。 古くから和歌にうたわれる桜の魅力は、満開の時の清らかな明るさも さることながら、散り際のそこはかとない寂しさにもあるのです。 すぐに散ってしまうからこそ、限りなく貴重なものに思えるのですね。 それは、私とユリアの出会い、ふたりの人生についても同じではないかと。 「悠久の時の流れの中で、ほんの一瞬浮かび上がったひとこま」。 …花見とは、理想郷の象徴なのかな、と思います。 この話には、他に2つほどテーマがあります。 「ユリアに似合う花は何?」「ユリアがお酒を飲んだらどうなる?」というものです。 どちらも以前、私が呼びかけて調査し、多くの方からご意見をいただきました。 この作品にはそれらの意見がかなり反映されています。 桜に雪をからめた設定は、かなり珍しいのではないでしょうか? 実は、2001年3月末に…そういう現象があったんですよ。 すでに桜が咲いていたのに、その日は冷え込んでいて…ぱらぱらと、みぞれが降って。 静かな強さが感じられたんですよね…。 その様子がユリアを想起させたという書き込みが、この掲示板にあって。 それが、この物語の元となりました。 ユリアと「雪の桜」の話題を提供してくださった笠原琴乃様、 甘え上戸なユリアの設定を考えてくださった梓束水涙様をはじめ、 ご意見を下さった方々に心から感謝いたします。(ぺこり) では、また次の作品でお会いしましょう。 |