セリスセリス様のコメント

 アルヴィス皇帝とディアドラ母上。FE聖戦のストーリーの、まさに中核をなすお二人です。
このお二人が結ばれなければ、聖戦はあり得ませんでした。お二人が結婚し、ユリウスとユリアを 誕生させ…、やがて、お二人の子供達が、聖戦の、相反する側の主役を演じることになるのです。 悲しい運命ですね…。

 これは、ロプト教団の陰謀でした。アルヴィス皇帝と母上とを見つけて、このお二人の 子供を産ませることによって、暗黒神ロプトウスをユグドラルに降臨させることが、 彼らの究極の目標だったのです。 しかし、そのためには当然、このお二人がお互いを好きになり、結婚なされねばなりません。

 アルヴィス皇帝とディアドラ母上が愛し合われたのは、単なる偶然…、つまり、純粋にお互いに 惹かれあっただけなのでしょうか?…それでは、マンフロイ達の計画は大雑把過ぎるのでは ないでしょうか。(直接お二人が結婚せずとも、ロプトの血を引く者が増えれば、いつかは ロプトウスが降臨したでしょうが…。)このお二人が出会えば必ず愛し合う…、そんな確信を、 マンフロイは持っていたように思います。 仮にそうだとすれば、その根拠は何でしょうか…。そんなところから、この物語を 発想しました。

 一方、この話は意外な副産物を生み出しました。
FE聖戦の世界をもう一度眺めてみましょう。同じ血を持つもの同士の恋愛が成立しやすい …と思いませんか?ホリン×アイラ、クロード×シルヴィア、 シャナン×ラクチェ、ファバル×ラナ、レスター×パティ、そしてアレス×ナンナ。 自軍以外でも、エルトシャン王とラケシス姫の関係はあやしいですし、 極めつけが今回の主題、アルヴィス皇帝とディアドラ母上です。
この同族間の相性の良さの理由は何か…、と考えたとき、今回の私の説、「竜族の血の影響」という 考え方をそのまま応用することもできるのではないでしょうか。ロプトと同様に、 他の竜族も、自らの血を濃くしようと働きかけた…というわけです。 その中でもロプトは長い年月にわたって他の竜族により封じられてきたために、 復活への渇望が他の竜族よりずっと強かった…という考えかたになります。 ヒルダがイシュタルに、「私がヴェルトマー出身だから、お前はユリウス様の妃にふさわしい」と 言っていたのは、単に一流の家の出だからというだけでなく、暗に同族間の相性を 指していたのかも…とも思います。逆に、4章・シレジアの村人は、同族の結婚は 禁忌であるとも言っていますが…。この忠告は、「戒めなければ、近親婚が成立してしまう」ことの 裏返しだとも考えられます。

 というわけで、私の結論は、
「FE聖戦の裏のテーマは、近親恋愛である!」
ということになりました。(爆)

 これは、私が初めて書いた小説ですが…。きっかけは、私(くうねる)が、 佳月千紗様の運営される サークルにおいて、上記の疑問を投稿した事でした。その疑問点に対する自分なりの答を 考えて、この「惹かれあう血脈」を執筆し、それがサークルの会誌に掲載されました。 今回、それに多少の加筆・修正を加えて、このページにアップしたのです。
文章の出来はともかく、テーマがある程度伝われば幸いです。
なお、そのサークルの会報では、私の話などよりよほど説得力のある説も紹介されています。 興味があれば、私に聞きに来てください。

 しかし、この話の執筆当初は、主な登場人物はアルヴィス皇帝と母上、それにマンフロイだけに する予定だったのに…。いつの間にか、私とユリアが出てきているのは…、これはもう、 私の趣味以外の何物でもないですね(笑)。
(しかし、オイフェがお邪魔虫だなあ。どうせなら私をユリアと二人きりに してくれたらいいのに…。)

 では、ここまで読んでくれて本当にありがとう!


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