セリスセリス様のコメント


 こんにちは。今回は、アレス王子とリーンとの話です。
 自由恋愛がモットー(?)の私達の中で、この二人はかなり固定カップルに 近いのではないでしょうか。仲間に入った時に「もうどこへも行かないでね」と リーンに言われてしまっては、二人を引き離すのはかなり気が引けます。 あの時点ですでにお互いが「好きなようじゃ」状態になっているのですからね。
 アレスとナンナの組み合わせもなかなか人気はありますけれど、アレス×リーンは まずは王道カップルと言って良いでしょう。

 ですが、そのわりにはこの二人、ゲーム中ではあまりアツアツカップルという 感じがしないのです。仲間になった後の恋愛度の上がり方が遅く、 最終的に結ばれるまでにかなり時間がかかります。 また、終章で各カップルが恋愛会話を交わしている間にも、 この二人にだけはそういう会話イベントが無いのです。
 これは、なぜなのでしょうか…?私が考えた末に行きついたのは、 ダーナ城でのできごとでした。
 「あんまり大丈夫じゃない…」
 あまりにも有名なリーンのこの台詞。私たちの間に衝撃を走らせました。 あれだけ気丈なリーンが言うのですから、彼女が身体と心に受けた傷は 想像を絶しますね。それは…やはり、すぐには消せるものではないと思います。
 アレス王子も、心中は複雑だったと思いますよ。 つらい目にあったリーンへの憐れみと、自分のせいで彼女をこんな目にあわせてしまった後悔。 これから、自分は彼女にどう接していけばいいのか分からず、苦しんだようです。 彼がリーンに愛を語れないのは、そういう引け目があったからではないかと。
 そんな二人が、こころの壁をどう乗り越えるか。 ここに、ちょうと都合の良い道具がありました。「踊り」です。

 踊りって、何なのでしょうか?なぜ再行動の効果があるのでしょうか?
 素直な答えとしては、「踊りで心を励ますことで、 人が本来持っている心のエネルギーを甦らせる」といったところでしょう。 それはつまり、「心を剥き出しにしてさらけ出して、相手の心をも素直にさせる」 ということです。
 …そう、それこそが、二人が結ばれるために必要だと考えました。

 この話のもうひとつの目標として、リーンの踊りの素晴らしさを 文章で表現したいというのがありましたが…。とてもそこまでは行きませんでしたね。 踊りを迫力満点に描く漫画があったので、お手本にしようと思ったのですが …なかなか。私のボキャブラリーの貧弱さを思い知らされる結果になりました。

 蛇足ですが。アレスとリーンにあんなことを言われるとは思いませんでしたよ …「次はおまえの番だ」って(笑)。
 でも確かに、リーンの踊りにはそれだけの力があります。 「こころの壁を破って、さらけ出すこと」。私の場合も、 きっとそれがとても難しい問題で…、なおかつ、大切なことかも…しれません。 頑張りたいと思います。

 この話には、まだ不完全なところがあります。
 リーンがあの事件以来ずっと引きずっていたトラウマ。それを二人で乗り越える。 それが、この物語の肝です。そして…この点に関して、この話はまだ描き切れていません。 描こうと思うと、リーンが受けた傷などについて具体的に描かなければならず、 万人向けとは言えない作品になってしまうので…。
 そういうわけで、この話はまだ「暫定版」です。 ただ、少しでも多くの人に読んでいただきたくて、こういう形で公開しました。 この次に「完全版」を書こうと思いますが、これについては 別の場所で公開することになるでしょう。

 では、読んで頂いてありがとうございました。


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