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ユリアの日記・あとがき
こんにちは。このサイトで長編の作品を完成させ公開するのは、数年ぶりになりますね。 最後まで読んでいただいた方、どうもありがとうございました。 この作品は、「真・FE最萌トーナメント」と呼ばれる 勝ち抜き式のFE女性キャラクター人気投票大会において、ユリアを応援する ためのいわゆる「支援物資」として作成しました。 この作品は私(マルチくうねる)以外に6名様の協力を得て 執筆いたしました。合作に協力してくださった、鵜楽氷水様、みのる様、 R・グループ様、ちょーじん様、M様にはあらためてお礼を申し上げます。 FE聖戦も発売から10年。FE新作が発売され、新しい世代には FE聖戦をプレーしたことのないシリーズファンも多くなっているのでは ないでしょうか。 そんな人たちに、最萌トーナメントの場を使って、ユリアという人の 魅力を最大限にアピールしたい。そんな思いをもとに、 「ユリアの日記」作成を思い立ちました。 4回に分けて最萌トーナメントの場で発表し、大いに好評をいただきました。 皆様、ありがとうございます。 今回のひとつの狙いとして、ユリアがユリウスを倒すことを 決意するに至るまでの、具体的な思考経路を追っていくことがあります。 牢にとらわれていたユリアは、このときはじめて思い出した記憶と、 いままでの人生と、これからのことと…いろいろなことを考えるだけの 時間があり、また材料がありました。 この間のきちんとした思考過程を追っていくのは、かなりのエネルギーが 要ることですが、ユリア好きを名乗るなら、一度はこれを きっちりやっておく必要があるのではないか、と常々思っていたのです。 ユリアという人の特徴に、「激動の人生」と、それによって培われた 「多面的な人格」があると思うのです。 幼年期のユリアは、明るくて、甘えん坊で、家族をとても大切にする子ども。 思春期のユリアは、冷静沈着で、無感情で、虚無的で何事にも動じない少女。 青春期のユリアは、自分の意思を持ち、迷いながらも進む、仲間を大切にする女性。 この人格のいずれもが、最終決戦にのぞむにあたり、必要とされたのでは ないでしょうか。 今回の「4章立て」の構成では、そこを描き出すように努めたつもりです。 マンフロイにさらわれた後、記憶を取り戻したユリア。 ここから、彼女の今までの人生の集大成が始まります。 幼年時代の、無邪気なユリアだったら、突然訪れた衝撃に打ち勝てず、 そのまま何もできなかったかもしれません。 放浪時代の、無感情なユリアだったら、帝国皇女で光だけでなく闇の血を引く自分に 、兄を殺す運命を背負った自分を客観的に見て、世界の運命を動かすだけの資格は無いと 感じ、意識は闇に落ちてしまったかもしれません。 幼年時代の楽しい記憶…家族好きなユリア。放浪時代の耐える日々…無表情なユリア。 その二人のユリアと、さらにもう一人…戦争時代の、大切な仲間との絆を得たユリア。 この三人のユリアが合わさったとき、彼女は…光への道しるべを見出すことが、できたような気がします。 幽閉された環境の中、自分の中で、ありとあらゆることを考えた末に…、 セリスたちのもとへ戻り、ユリウスを倒そうと、光を受け入れる決意をした…。 そこに、ユリアの強さがあったのだろうなと。 また、今回は合作ということで、多くの人の思い描く個性的なユリア像を 楽しむことができました。そのため、日記の中でちょっとズレが出ていることも ありますけれど、それも味だと思います。特に鵜楽様のオルゴールがらみのエピソードは 文学的でうまかったと思いますね。 このサイトでは珍しく、セリス×ユリアではないのが今回の特徴です。 これは、キャラクター人気投票である最萌トーナメントの性格を考慮し、 セリス×ユリア派以外のユリアファンの方にも受け入れられやすいように 配慮した結果です。 まあ、それでもセリスの出番は多いのですが。 その結果、ユリアは生涯独身っぽい結末になりましたね…。 少し残念な気も残りますが、それがユリアの意思なら、尊重したいと 私は感じています。 あなたは、どう思いますか? では、読んでいただいてありがとうございました。 |