セリス様のコメントこの小説は、100カウント記念としてレオ様に差し上げたものです。
もしも、ぼくとユリアが、もっと幼い頃に出会っていたら…?この物語は、そんな発想の上に生まれました。 子供の頃のぼくは、まだ「帝国を倒す大義」とか、「竜族と神の意思」というような 難しいことは、理解できませんでした。ぼくにとって大切なのは、ティルナノグの、 自分の回りにいる人達の安全と幸せでした…。その基本は、今でも変わりません。 ただ、この時のぼくは、まだ力不足でした。帝国兵と戦っても勝てなかったでしょうし、 仮に勝ったとしても、そのあと報復されて、ますます争いが大きくなって行くだろうという ことを考え合わせると、あの頃のぼくが、帝国兵に反抗することは、決して得策では 無かったのです。 …とは言っても、それは悔しいことですよね。それで、当時のぼくが、オイフェたちに反発して いました。そんな時、シレジアで出会ったこの女の子が、「耐えること」の大切さを 教えてくれたのです。この女の子のおかげで、今のぼくがあるわけですね。 レヴィンが近くにいたところからも分かる通り、この子の正体は、もちろん……。 ふふっ、誰なのでしょうね? あっ…、ユリア、そういう、意地悪なことを言うのかい?もう…。 もう少し解説すると、この話は13歳のぼくが語る物語ですから、全体的に易しい言葉を使って、 分かりやすい、読みやすい文章にするよう心がけました。 11〜2歳のユリアは、けっこう難しいことを言っていますが…(笑)。 けっこう、無茶な設定もありますが…物語を盛り上げるための演出として、ご理解下さい。 ユグドラルでは、約束をするときに「指切り」をしたのでしょうか…(笑)。 一言付け加えれば、この小説の設定は、この話だけで独立のものです。 このページにある他の話では、「ぼくとユリアが子供時代にも出会っていた」という設定は 特にありません。つまり、ガネーシャ城が初対面になります。 この小説のぼくが、19歳になって、ガネーシャでユリアと出会った時に、 彼女があの時の女の子だったと気づいたかどうか…。それは、また別の話になるでしょう。 それでは、また…。(セリス退場)
(ひとりで呟く)セリス様…、あの時の約束があったから、私はずっと
一人で、頑張ることができたのですよ… |