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恋のスクランブル・あとがき
こんにちは。久しぶりに実現した私たちのお話、楽しんでいただけたでしょうか。 このサイトのメインとなる小説、「バカ殿セリス様・華麗なる日々」。 ユリアと一緒に、無我夢中でユグドラル大陸を突き進んで行きました。 私にとって、いや、作者にとっても、あの日々が最高の黄金時代でしたね。 でも、まだ私は満足していません。まだ、ユリアと二人でしたいことは 色々あるのです。それを実現させるために、こうしてまた舞い戻ってきました。 本作「恋のスクランブル」の狙いは、セリユリに対するライバルです。 もともと、FE聖戦は恋愛自由。「バカ殿」本編では、ほぼ安定した仲で 他人がつけこむ余地の無かったセリユリですが、本来は他の組み合わせだって 考えられるところです。恋敵が現れた時の私の反応など、考えてみれば 面白いのではないか。そこから、この話を発想しました。 ここで苦労したのは、恋敵の人選と、どうやってユリアに接近させるかです。 私がユリアを好きなのは良く見て取れるのに、他の人が本気でユリアを好きになるという 設定は、ちょっと無理があると考えました。そこで、別の理由を作ったんですね。 「誕生日の贈り物のため、助言を受ける」という…。 これを思いついて、構想がまとまりました。 ユリアの相手は、まずスカサハ…ユリアに対しても親切でしょうし、 順当なところだと思います。他にも誰か欲しいなと思ったので、 灰原柚子音さんという方のアイディアも参考にして、ヨハンを登場させました。 (本編ではヨハルヴァが仲間ですが、まあ、パラレルワールドと言うことで。) もう一人、裁縫上手な人も欲しいということで、これはデルムッドにしました。 結局、周辺キャラが出張って、セリユリ二人きりのシーンが少なかったので、 最後にそういう場面を付け加えてみました。 ユリアの贈り物のハチマキ(?)も、灰原さんのアイディアを頂いています。 ありがとうございました。 もう一つの作品、「たんぽぽの日」について。 こちらは、掲示板777ヒットの記念として、しんかいさんに差し上げたものです。 その当時、うちの掲示板でラナの話が盛りあがっていたので、 「ラナとユリアの小説」というリクエストになったようです。 「恋のスクランブル」の影の主人公がラナであること。 「たんぽぽの日」を読めば、それがよーく分かっていただけると思います。 この時点での恋の図式は、ラナ→セリス→ユリアで、私から見ればそこに スカサハ、デルムッド、ヨハンがからんでいたわけですね。 「恋のスクランブル」というタイトルは、その様子をあらわしたものです。 でも、私はユリア一筋な上に、他の人の気持ちに鈍いので、私の視点で話をすると 「ラナ→セリス」の部分が見えてきません。そこで、それを補完する話を書きました。 ラナとユリアは、二人とも優しく穏やかな性格ですが、恋の機微を察したり、 自分に有利になるような計算もしてしまうのが、ラナです。 でも、悪女ではなく、決して思いやりを忘れない。 だからこそ、ラナは心にある葛藤と嫉妬を持て余し、苦しんでしまうんです。 そのあたりの気持ちを汲み取ってもらえれば、嬉しいですね。 「バカ殿」本編の「うらばなし」にあるラナについての文章で、 そのあたりを詳しく説明しています。 二つの作品を見比べ、ラナの気持ちに全く気づかない私の姿に やきもきして頂ければ、こちらの狙いは成功です。 余裕があれば、「外伝」の次回作を書きたいと思います。 またお会いできる日を、楽しみにしています。 |